たった一人の中学生:塾講師が語る個別指導学習塾の選び方のポイント

たった一人の中学生

私が学習塾で講師をしていた頃、指導体制は3対1でした。生徒3人に対して、講師が1人です。

机を前後の3つ並べて、私はその3つの机を見て歩くというものでした。

当時、塾のある地域からかなり遠い場所にある中学校から二人の男子生徒が来ていました。友達らしく、英語の時間に限っては来るのも帰るのも一緒でした。

仮にA君とB君としますが、A君のほうが今で言うイケメンというやつで、はたから見ても「モテるだろうな」という顔つきをしていました。B君はというと、どこか素朴で、あどけなさが残っていました。

中学一年の頃からずっと指導をしてきましたが、A君のほうが成績が良くて、B君はもう人踏ん張りすれば上位に食い込める状況でした。

二人とも真面目に勉強していて、多少のおしゃべりはするものの、しっかりと学習していました。


しかし、2年生の中ごろになった途端、A君が携帯電話を持ち始め、机の下で隠れてメールに大忙し。そのメールを後ろに座っているB君へ見せたりと、無駄が多くなったのです。

携帯の電源を切るように言っても聞かないので、A君の携帯を取り上げようとしましたが。「もう絶対にやらない」とのこと。それならと許しましたが、翌週、また携帯でこそこそとメール。

結局、塾の時間は、一度でも携帯を見たら没収することにしました。

しかし、宿題はやってこない、塾の時間も何やらニヤニヤしているだけで、まったく問題も解かない。携帯があろうとなかろうと、大して変わらないのです。

いわゆる中だるみというものでしょう。聞いてみれば、どうやら彼女が出来たということ。


結局、3学期になって父兄から成績が上がらないという連絡が入り、A君は別の塾へ行くことになりました。

一講師の私としては、生徒のプライバシーをどこまで両親に言って良いものかわからず、結局伏せておきました。

一方、B君はというと、A君が去ったあとも一人でもくもくと勉強をし、みるみる成績が上がっていきました。もくもくと机にかじりついて勉強をするその姿に、驚くほどでした。

同じジャージを来て通塾してくる他校の生徒に混ざって、B君ただ一人だけ違うジャージで勉強していました。

その姿に、本気で勉強したい生徒は、場所も周りも関係ないのだと改めて実感しました。

親心・子心(実際の体験談的な)

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プロフィール

塾講師

宮城県仙台市の”ある個人指導学習塾”で塾講師を勤めています。

専門科目は英語で、主に小学生・中学生を対象に指導をしております。

講師として長年勤めた経験上、教えると徐々に成績が伸びる生徒とそうでない生徒がいます。

この違いは何か?と言うと、「自宅での家庭学習をしているかどうか」だと思います。

こう書くと、「学習塾は、成績を伸ばすためにあるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、伸びる生徒は確実に自宅でも与えられたテキストなどの課題をこなしてくるんですね。

塾はあくまで、自宅での学習の習慣付けをサポートするものと考えて貰った方が良いと思います。

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